狂愛されて、壊れそう。

 あっという間に夏休みは終わってしまった。

 わたしたちは、また学校生活をおくることになる。

 教室に着くと、いつも以上にザワザワしていた。

 「悠雅くん!おはよう〜!なんか、ザワザワしてるね」
 「はよ。なんでも、転校生がくるんだと」
 「転校生!?男の子か女の子どっちだろ?」
 「知らねぇ。興味無いし」

 悠雅くんは転校生に興味がないらしくて、ボーッと外を見ている。

 「仲良くなれるかな〜」
 「おれや輝流がいるんだから、仲良くするな」
 「えっー!」

 もうっ!イジワルなんだから…!