狂愛されて、壊れそう。

 そうか、分かった!

 「悠雅くんて、お友達いないんでしょ!」
 「はぁ?」

 きっと、そうだよ。お友達がいないから、いつもひとりでいるんだ。

 「お前って、デリカシーないってよく言われないか?」
 「でりかしーってなあに?美味しいの?わたしね。いちごのケーキが好きだよ!」
 「はぁ…。もういい」

 なんでだろう?ため息をつかれちゃった。

 「お友達がいないんだよね?だったら、わたしとお友達になろう!」
 「おれに、友達なんて必要ねぇよ」

 お友達が必要ない?

 「なんで、なんで?お友達がいると楽しいよ?」

 いつも、わたしの周りにはお友達がいて、楽しいのに。