狂愛されて、壊れそう。

 「田中が言ってたけど新しい友達を連れて来たんだって?」
 「そうなの!輝流くんって言うんだ!」
 「初めまして…。柊輝流です」
 「初めまして、悠雅の父だよ。これからも仲良くしてあげてね」
 「まぁ、悠雅がどうしてもって言うなら…」
 「別におれは仲良くしなくていい」

 悠雅くんは、輝流くんの言葉にそっぽを向きながら言う。

 本当は仲良くしたいくせに…。

 ツンデレなんだから、仕方がないかもだけど…。

 「3人で仲良くするから安心して!!」
 「そうだね。桜子ちゃんが入れば大丈夫だね…。きっと友達が増えたって母さんに言えば喜ぶと思うよ。今は、友達とお茶をしに出かけているから後で、報告するよ」

 悠雅くんパパは、嬉しいそうに悠雅くんの頭を撫でるとお部屋から出ていってしまった。