狂愛されて、壊れそう。

 次の日にわたしは、いつも通り学校に来ていた。

 「悠雅くん!昨日はありがとう!」
 「別に」
 「これ、昨日作ったの!」

 わたしは、昨日の夜にママと作ったクッキーを渡す。

 形は少し歪だけど、一生懸命作った。

 「貰ってやっても良い」
 「うん!」

 悠雅くんは、素直じゃないなぁ…。

 ツンデレだから仕方がないかも知れないけど。

 それでも、受け取ってくれたから嬉しい。