狂愛されて、壊れそう。

 わたしは、悠雅くんがスマホで呼んでくれた田中さんの車に乗って、悠雅くんのお家に着いた。

 車の中でさっきの事件を話すと田中さんは驚いたように「大丈夫でしたか!?」と声を上げて心配してくれた。

 悠雅くんの部屋でゆっくりしていると、悠雅くんパパがやって来た。

 「田中に聞いたよ。大丈夫だったかい?」
 「うん!悠雅くんがね、おじさんの足を蹴って輝流くんとわたしのことを助けてくれたの!!」
 「そうか、よく守ったね。悠雅偉いぞ」
 「別に。おれは自分の女を守っただけだ」

 悠雅くんパパは、悠雅くんの頭を撫でて、褒めていて悠雅くんは少し照れくさそうに下を向く。

 「わたしも悠雅くんのこと、いい子いい子したい!」

 わたしは、隣に座っている悠雅くんの頭を撫でる。

 「お、おい!止めろよ!」
 「え〜。なんで?助けてくれたお礼だよ」
 「いらねぇよ!」

 どうして、悠雅くんパパは良くて、わたしはダメなんだろう…?

 仕方がなく、悠雅くんの頭から手を離す。

 「桜子ちゃんのお母さんには、事件のことを電話で伝えたよ。急いで迎えに来るから、それまでゆっくりしなさい」
 「はーい!ありがとうございます!」

 ママが来てくれることに、安心する。

 早くママに会いたいなぁ…。