狂愛されて、壊れそう。

 「私たちの、家はヤクザなんだ」
 「ヤクザ!?」

 ヤクザって、ドラマでやってるアレ!?

 やっぱり、普通のお家じゃないんだ!

 「す、すっごーい!!」
 「はぁ?」
 「怖くないのかい?」
 「?なんで?怖くないよ。わたしが観てるドラマでね、ヤクザのお京さんが、悪者をやっつけるの!」
 「それは、ドラマだろ?」

 確かに、ドラマだけどそれがどうしたの?

 「わたしに、とってヤクザはヒーローなの!」

 わたしは、「へっへん」と胸を張る。

 「ふふっ…ははっ!ヤクザがヒーローか」
 「いや、面白くねぇだろ。親父」

 ど、どうして笑うの!?

 わたしは、大まじめなのに…!

 「笑っちゃいやっ!」
 「すまないね。桜子ちゃんのことを馬鹿にした訳ではないよ」
 「それなら、いいけど…」

 「桜子ちゃん。どうか、悠雅と仲良くしてくれ」
 「うん!もちろんっ!悠雅くんは、大好きなお友達だか!」
 「良かったな。悠雅」
 「べっ別に…」

 悠雅くんは、お顔を真っ赤にしてる。

 「悠雅くん。どうしてお顔が真っ赤なの?」
 「うるさい。こっちを見るな」
 「悠雅は、照れてるんだよ」

 照れる…?