狂愛されて、壊れそう。

 「まってよっ!」

 わたしは、急いで悠雅くんの背中を追いかける。

 わたしは、目に映る全てが珍しくてキョロキョロと目移りしてしまう。

 「池だ!」

 お家に池があるなんで、すごい!

 池に駆け寄ると、覗き込む。

 「鯉がいる!」

 綺麗な鯉たちが自由に泳いでいた。

 「おい。うろちょろするな。迷子になっても知らないからな」
 「見て、悠雅くん!鯉だよ!」
 「そんなの、見飽きた」

 悠雅くんは、あいかわらずつれないなぁ…。

 「むぅ」

 ほっぺたを、膨らませて「不満です」って顔をする。

 「ふっ。大福みてぇ」

 ツンツンとわたしのほっぺたを突く。