花は夜に咲く

いつも通り、笑顔を張りつけ常連客と話していた。


常連客は、どこかの社長らしく、定期的に通っては高い酒を入れてくれる。


いいカモだ。


そんなことを考えながら、接待をしていると、「お客様でーす」というスタッフの声が聞こえた。


誰だと思い、入口を見ると思わず手が止まった。


こことは無関係のはずの男が立っていた。


なんで、あいつがここにいるの...