スタッフの声に私はいつもの笑顔を返した。


"スミ"


それが、ここでの私の呼び名だ。


鏡に映るのは【優等生】の三色 菫じゃない。


【Lady Kiss No.1】のスミだ。


ここでは、何も考えない。


ただ話を聞いて、頷く。そして、笑う。