街の灯りが滲むころ、店の扉を開ける。


ここは、都会の中心にある高級キャバクラ


『Lady Kiss(レディーキッス)』


店の中は音も香りも何もかも洗礼されている。


派手すぎず、地味すぎず。


私にちょうどいい場所だ。


「おはようございます。スミさん。」