時計を見るともうすぐ授業が始まる時間だった。


本題を忘れるところだった。


彗に挨拶をしに来たんだった。


「私は、三色 菫。よろしくね、氷月 彗くん。」


にこりと笑顔を作り、自分の席に戻った。


雪と彗が私のことを見ていることも知らずに...