すると、雪はハッとしたように口に手を当てた。


彗は呆れたような顔をして、雪を見ていた。


「2人って双子の兄妹だったの?」


そう聞くと、雪は口に当てた手を外して諦めたように「うん」と言った。


だから、見覚えのあるような顔だと思ったんだ。


「そうだったんだ。」