RIRU'sStory
「……りるちゃんって頑張ってるけど、なんも出来ないよね」
―あの日、自分がなにもできない人間だと気づいた日、私が見る世界は、私には眩しすぎた
「……」
自分が意味の無い人間だと気づいた瞬間、キラキラと輝いている世界は、私には眩しすぎた
私が気づく何年も前から世界はずっとずっと輝いていたのかもしれない
夢を追いかける人、夢を叶えた人、みんなに必要とされる人、世界にはそんな輝いている人が溢れている、
一日、二日、三日……一週間、二週間、三週間……時が過ぎていくにつれ、こう思った
「私が一番頑張ってたのに、なんで、なんで何にもできないのかな?なんで私だけこんな思いしなきゃいけないの?」
その日から私は、頑張ることをやめた
頑張る意味がない
頑張ってもどうせできない
頑張ったところでなんになる?
十歳の時、子役をやってた、周りの子たちより演技が下手で、自分の容姿だけで子役オーディションに合格した
みんなより演技が下手だから、人一倍演技の練習を頑張った、演技のレッスンが終わって家に帰ってからも演技が上手な役者さんの演技を見て何回も、いや何百、何千回も練習した、けど、演技が上手になることはなかった
――私は私自身の人生に絶望した
「……りるちゃんって頑張ってるけど、なんも出来ないよね」
―あの日、自分がなにもできない人間だと気づいた日、私が見る世界は、私には眩しすぎた
「……」
自分が意味の無い人間だと気づいた瞬間、キラキラと輝いている世界は、私には眩しすぎた
私が気づく何年も前から世界はずっとずっと輝いていたのかもしれない
夢を追いかける人、夢を叶えた人、みんなに必要とされる人、世界にはそんな輝いている人が溢れている、
一日、二日、三日……一週間、二週間、三週間……時が過ぎていくにつれ、こう思った
「私が一番頑張ってたのに、なんで、なんで何にもできないのかな?なんで私だけこんな思いしなきゃいけないの?」
その日から私は、頑張ることをやめた
頑張る意味がない
頑張ってもどうせできない
頑張ったところでなんになる?
十歳の時、子役をやってた、周りの子たちより演技が下手で、自分の容姿だけで子役オーディションに合格した
みんなより演技が下手だから、人一倍演技の練習を頑張った、演技のレッスンが終わって家に帰ってからも演技が上手な役者さんの演技を見て何回も、いや何百、何千回も練習した、けど、演技が上手になることはなかった
――私は私自身の人生に絶望した


