UNO's Story
「キモい」
―あの日、人を信じれなくなった日、ふと気づいたら、僕が見る世界は“モノクロ”だった
「……え?」
今まで綺麗に彩られていた世界が僕にはモノクロに見えた
いや、実際にモノクロに見えるわけではないけど
沢山あったものが僕の中では一つしかないみたいな
とても悲しくて、寂しい、静かな世界
今まで賑やかだった世界が一瞬にして、ぽつんと寂しくなった
一日、二日、三日……一週間、二週間、三週間……
モノクロのまま淡々と時だけが過ぎていく
「……なんで?僕だけ、こんな思いしなきゃいけないのかな?」
なんとなくだけど原因は分かる
あの日、あの時、あの瞬間、親友だと思っていた子から「キモい」と言われた日、俺はその日から自分を偽った
キモいと思われないように声を少し低くする練習をした、声のボリュームを抑える練習をした、容姿はどうにもならないけど、自分ができることはやった
それを続けていたら、本当の自分が分からなくなった
「――僕って……誰だっけ?」
「キモい」
―あの日、人を信じれなくなった日、ふと気づいたら、僕が見る世界は“モノクロ”だった
「……え?」
今まで綺麗に彩られていた世界が僕にはモノクロに見えた
いや、実際にモノクロに見えるわけではないけど
沢山あったものが僕の中では一つしかないみたいな
とても悲しくて、寂しい、静かな世界
今まで賑やかだった世界が一瞬にして、ぽつんと寂しくなった
一日、二日、三日……一週間、二週間、三週間……
モノクロのまま淡々と時だけが過ぎていく
「……なんで?僕だけ、こんな思いしなきゃいけないのかな?」
なんとなくだけど原因は分かる
あの日、あの時、あの瞬間、親友だと思っていた子から「キモい」と言われた日、俺はその日から自分を偽った
キモいと思われないように声を少し低くする練習をした、声のボリュームを抑える練習をした、容姿はどうにもならないけど、自分ができることはやった
それを続けていたら、本当の自分が分からなくなった
「――僕って……誰だっけ?」


