「ヘアセットをあちらのメイドがしてくださると思うのであちらに」
そしては私は大きくて綺麗なドレッサーの前に立っているメイドに声をかけた
「メイド、ヘアセットを頼みたいわ」
「かしこまりました、羽呑様はどうされますか?」
「僕は髪をとくだけだから、自分でやるよ」
「そうでございますか、では咲蘭様はどのような髪型にしますか?」 
 ……何がいいかしら、ハーフアップとか?ポニテ?いやでも、、ハーフツインがいいかしら
「じゃあ、ハーフツインにしてちょうだい」
「はい!絶対似合うと思います!」
お世辞でも嬉しいっ!まぁ、私はどんな髪型でも似合うと思うけどね 

「咲蘭様の髪の毛はサラサラで綺麗ですね」
そりゃーそうよ、髪には気をつかってんのよ、シャンプーもリンスーもセラムも、特注のやつ使ってるもの
「そう?ありがと」
「今日はお仕事あるんですか?」
確か……ファッション雑誌の撮影があったわよね
「放課後にファッション雑誌の撮影があるわ」
「大変ですね、頑張ってください!」
頑張ってと言う言葉は素直に嬉しい
「ありがとう」
「はい!ヘアセット出来ました!」 
わぁ、毛先が少しカールしてあって可愛い!
「凄いわね!ありがとう!」
「いえいえ、どういたしまして」