「お兄様、そろそろ学校行ったほうが良いんじゃないの?」
義務教育だから行けるなら行っといたほうが自分の将来の為——だけどお兄様はこのまま芸能界に役者としてじゃなくても違う形で残ってる気がする
「……そうだね」
さっきよりお兄様の顔が曇った
お兄様、迷惑だったわよね、いや、私がお兄様の立場だったら絶対気分がよくわからないわ、ちゃんと考えて物を言わなきゃダメね、これから気をつけましょ
「咲蘭お嬢様、羽呑お坊ちゃま、こちらにおかけください」
「ありがとう」
「ありがと」 

朝からあまり良い気分じゃないわね、、そうだ!楽しみなことを思い浮かべれば良い、そうだわ、うん、そうしましょう、例えば……今日の朝食は何かしら?トーストかな?
そしたらタイミングよく朝食が運ばれてきた
「こちら卵とベーコンの焼きトーストでございます」
やった!当たった!トースト食べたい気分だったから嬉しい!
「美味しそ〜」
「いただきます」
「いただきます」
そして私はお兄様と一緒に朝食を食べ始めた