優等生

四限目はなんだったかしら?

「咲羅ー!!!」

天音ちゃんと時雨寧ちゃん?どうしたのかしら?

「次の授業、また数学だって!!」

また?まぁ、数学はそんな嫌いじゃないけど……
二限連続数学はちょっとな

「最悪ー」
「天音ちゃん、一緒に頑張ろ」
「咲羅ちゃーん、私も」
「時雨寧ちゃんも、一緒頑張ろ」
「うん!!」

「あ、そうだ、お昼ご飯、先輩に誘われたんだけど、一緒にどう?」

天音ちゃんは確か、三年生の名前全員覚えてたし、何人か知ってる人もいたみたいだけど
時雨寧ちゃんは憧れてる先輩多いって言ってたし

「行く!!」
「時雨寧ちゃんは?」
「是非!ていうか行かせてください!」

食い付いてるわね

「じゃ、教室戻るわよ」
「はーい」
「うん」