そして、私たちがドアの近くで群がっていると、ミルクティー色の髪でハーフアップをした、私の次に美少女の子が現れ、その美少女から気強い言葉が放たれた
「咲蘭以外どいて、邪魔だから」
「あと咲蘭に引っ付いてる奴、今すぐ咲蘭から離れなさい」

その瞬間、さっきまでうるさかった教室が、シーンと静まり返り、またざわついた

ーー?
天音ちゃんだ!!

「あ、あ、天ヶ瀬天音だ」
「本当だ」

「天音ちゃん!?同じクラスだったんだね」
「そうなの!咲蘭と一緒のクラスになれて嬉しい!」
天音ちゃんがさっきのことはなかったようにパァっと顔を明るくして、私に話しかけてきた

私が「天音ちゃん」と呼んでいる子は、天ヶ瀬天音(あまがせあまね)ちゃん、モデルさんなの性格はちょっと気が強くて、周りにはツンデレ、私にはデレデレって感じね
「席はー、咲蘭の隣だ!!やったー!!」
 
え、席隣になる事あるかしら?
出席番号順よね?
天羽で『あ』と、伊集院で『い』だよ?
あ、でもあり得なくもないのか

それで私は『あ』の人が何人いるか数えてみた
1、2、3、4、、5
『あ』が5人!?
『あ』の人ってそんなにいるんことあるのね、1クラスに 
で、『い』が3人、てことは、天音ちゃんが廊下側から1列目の前から4列目、、で、私が廊下側から2列目の前から4列目、そう言うことね