今日見た彼の事は忘れようと思った。
こんな顔が良いだけの粗野な男の子に夢中だった自分が恥ずかしい。
「今日のリハーサル⋯⋯歌って、踊るのかと思ったら、歌は口パクなんだね」
「いや、ブレイクダンス踊りながら歌うとか不可能だから⋯⋯当たり前だろ」
「当たり前だと思うなら、何で口パクして歌っているフリをしているの? それって嘘じゃ⋯⋯」
(嘘は嫌い! 私が嘘ばかりだから、せめてHIROには!)
私の言葉はHIROのキスで塞がれた。
ほとんど無理矢理唇をこじ開けられる。
「んんっ! ちょっと、何? な、何でいきなりキスするの?」
「お前、俺のファンなんだよな! なら、少し黙れよ」
こんな顔が良いだけの粗野な男の子に夢中だった自分が恥ずかしい。
「今日のリハーサル⋯⋯歌って、踊るのかと思ったら、歌は口パクなんだね」
「いや、ブレイクダンス踊りながら歌うとか不可能だから⋯⋯当たり前だろ」
「当たり前だと思うなら、何で口パクして歌っているフリをしているの? それって嘘じゃ⋯⋯」
(嘘は嫌い! 私が嘘ばかりだから、せめてHIROには!)
私の言葉はHIROのキスで塞がれた。
ほとんど無理矢理唇をこじ開けられる。
「んんっ! ちょっと、何? な、何でいきなりキスするの?」
「お前、俺のファンなんだよな! なら、少し黙れよ」



