額を汗で光らせながら一心不乱に踊る彼に一瞬で目を奪われた。
私と同じ年で高校生なのに金髪でピアスまで開けている。テレビ画面や雑誌で見た彼がそこにいる。幼さを残し八重歯がのぞくヤンチャそうな顔立ちが、私の周りにはいないタイプでドキドキした。
「どう、実物のHIROに会えた感想は?」
美湖ちゃんが私の顔を期待に満ちた目で覗き込んできた。
「思ったよりも背が低いんだね。実物を見るとそんなにかっこよくないかも」
私は本当に嫌な奴だ。
本当はHIROがキラキラしていて目が離せなかった。
それなのに皮肉のような言葉しか発せない。
私と同じ年で高校生なのに金髪でピアスまで開けている。テレビ画面や雑誌で見た彼がそこにいる。幼さを残し八重歯がのぞくヤンチャそうな顔立ちが、私の周りにはいないタイプでドキドキした。
「どう、実物のHIROに会えた感想は?」
美湖ちゃんが私の顔を期待に満ちた目で覗き込んできた。
「思ったよりも背が低いんだね。実物を見るとそんなにかっこよくないかも」
私は本当に嫌な奴だ。
本当はHIROがキラキラしていて目が離せなかった。
それなのに皮肉のような言葉しか発せない。



