その日は一人になりたくなくて、兄と一緒に実家に戻った。実家には愛人の家に入り浸ってたはずの父、柏原清十郎がいた。
愛人の全身整形が分かり、父が柏原家に戻ってきたようだ。
「私も騙されたよ。そうだ凛音、曽根崎君から誕生日祝いのカードを預かってるんだった。相変わらず彼はスマートで完璧な男だった。仲違いしたようだが、あれ以上の男はこの先現れないぞ。ヨリを戻したらどうだ?」
私はカードの入った封筒を受け取るが開くのが怖くて握りしめることしかできない。
「それから、凛音⋯⋯お前は、芸能活動をやめなさい。柏原家の品位が疑われる」
「柏原家の品格を落としてるのは、不倫をしてたお父様でしょ」
愛人の全身整形が分かり、父が柏原家に戻ってきたようだ。
「私も騙されたよ。そうだ凛音、曽根崎君から誕生日祝いのカードを預かってるんだった。相変わらず彼はスマートで完璧な男だった。仲違いしたようだが、あれ以上の男はこの先現れないぞ。ヨリを戻したらどうだ?」
私はカードの入った封筒を受け取るが開くのが怖くて握りしめることしかできない。
「それから、凛音⋯⋯お前は、芸能活動をやめなさい。柏原家の品位が疑われる」
「柏原家の品格を落としてるのは、不倫をしてたお父様でしょ」



