私は祖父の電話を切るなり、事務所に行きスタジオで一人ボイストレーニングをする奈美子さんの元に急いだ。マスコミに騒がれる前に本当の年齢を公表することを提案しようと思ったのだ。
奈美子さんは私の提案を聞くなり、困った顔をした。
「曽根崎玲の件があった日から、私の時間は高校生のあの時で止まってたの。だけど、『JKロック』のMINAとして活動することで私の時間が動き出した。もしかして、真実が明らかになったら迷惑かけるかもしれないけれど私は⋯⋯」
奈美子さんは私の提案を聞くなり、困った顔をした。
「曽根崎玲の件があった日から、私の時間は高校生のあの時で止まってたの。だけど、『JKロック』のMINAとして活動することで私の時間が動き出した。もしかして、真実が明らかになったら迷惑かけるかもしれないけれど私は⋯⋯」



