完璧御曹司の執愛から逃げ、推しのアイドルと結ばれる方法

「変な曲か⋯⋯僕は聞いたことのない曲を聴きたいな。初めて聴いた時にナニコレと首を傾げたくなるような、感性をぶつけたような曲を聴きたい。RIO、失敗しても別に構わないんだよ。失敗をしない人なんていない。でもね、RIOが作った曲を聴いてみたいって人はいると思うんだ。変な曲作ってくれないかな?」
 美湖ちゃんのお父様は娘から私が今の立ち位置に悩んでいることを聞いて他のかもしれない。私は美湖ちゃんには隠している胸の内を話すようになっていた。彼女は決して私を責めないで黙って話を聞いてくれるからだ。

「私、変な曲作ってみます。子供っぽくて笑っちゃうような変な曲」