私は自分を見捨てて海外に行った兄の言葉を信じられないような気持ちで聞いていた。私は兄がいなくなった時、彼に見限られたと思い苦しかった。
「その程度ですか⋯⋯それでは僕には勝てないな。今日のところは失礼します」
玲さんが私の額に軽くキスを落とすと、お抱えの運転手が待つリムジンに乗り込み去って行く。
彼のキスにときめきではなく恐怖しか感じなくなっていったのはいつからだっただろう。
私は兄の博樹と気がつけば手を繋いでいて、そのまま屋敷の中に入った。
二人っきりになって話したかったので自分の部屋まで誘導する。
「その程度ですか⋯⋯それでは僕には勝てないな。今日のところは失礼します」
玲さんが私の額に軽くキスを落とすと、お抱えの運転手が待つリムジンに乗り込み去って行く。
彼のキスにときめきではなく恐怖しか感じなくなっていったのはいつからだっただろう。
私は兄の博樹と気がつけば手を繋いでいて、そのまま屋敷の中に入った。
二人っきりになって話したかったので自分の部屋まで誘導する。



