バレちゃいけない、イケメン俳優と私の秘蜜婚

「両親は離婚してて、正直結婚にいいイメージはありませんでした」

<うん、うん>
<わかる。なのに、なんで結婚したの?>

「彼女と一緒に眠って、一緒に起きることが自然だったからです」

<うわー、公開ノロケ>

「彼女と時を重ねて、一緒に歳をとっていきたいと思った時、ごく自然にプロポーズしていたんです」

私はぽろぽろと涙をこぼしていた。
響也さん、響也さん……!

「俺は彼女といると幸せなんです。彼女と得た、一つ一つの経験が宝物です。それを俳優『峰ヶ崎響也』としてみんなに還元していくつもりです」

<そう来るか>
<ねえ、推しの幸せを祝えないなんて、ファンじゃないよ>
<黙ってたのは事務所との条件があったわけだし>

「みんなに宣言した以上、俺は彼女を一生大事に守っていきます」

<仕方ないなー>
<離婚したら、今度こそファンクラブ脱退するからね?>

「ありがとう」

 翌日、メディアは祝日の嵐だった。