焦がれる吐息




言葉も忘れて、ただひたすらに、細やかな星一つ一つの輝きに見惚れた。


「大丈夫ですか?」


心配げな彼の瞳の中にもまた、白々とした星屑が投影され煌めきが散りばめられている。

青暗い部屋の中に映えるその瞳は、いつも以上に美しく揺らめいていた。


「電気つけ、」


壁に手を伸ばそうとした彼の腕を咄嗟に掴む。


何か言葉を出そうにも、熱い感情が刺さっている喉からはとても声が出てきてくれそうになくて。


下唇を噛み、ふるふると首を振った。


そんな私に、彼は桜唇をふっと弛める。

無意識に彼の袖を強く握り締めていた私の指先を優しく解いて、そのまま大切そうに掬い取った。


「ここ座ってください」


優しく手を引かれ、部屋の真ん中に置かれていたビーズクッションに促される。私の部屋にあるものと色違いの真っ黒なそれは、きっとケンちゃんが用意したものだ。


その隣に丸い形をしたプロジェクターが設置されていた。そこから天井へと、青白い光の道がキラキラと放たれている。