「私の彼氏のカイくん…です」


ひまりは話を合わせろって顔してる。

変装はしていた。


じゃあ、見せつけてやる。


「ひまり…」


俺はひまりを強く抱きしめた。


後輩くんはいかにも嫌な顔をした。


ひまりはびっくりして固まってる。


相変わらずかわいい…。



「何だっけ、後輩くんでいいや、ひまりは俺のものなんで、こいつに何かしたら許さねぇから」


後輩くんは亜蓮の鋭い目に怯えていた。


「ひまり、今日の夕飯何?」



「え!えっと…」


まだ話を合わせるひまり。



わざと後輩くんの前で言う。



「じゃあバイバイ」



その後、後輩くんの態度が変わったとひまりは後で言う。


それでいい…。




ひまりは俺だけ見てればいい。