翌日は1時間目から講義が入っていて、2時間目の一枠が空いて4時間目まである。今朝はユキはいなかった。まあ普通に無視したし、ユキにだって講義があるだろうから当たり前か。
身構えていたのにいなくて拍子抜けはしたけど、そんなもんだろう。言いつつ昨日からずっと頭のどこかにユキがいるのは、奇抜な見た目と奇行のせいだろうと納得して片付けた。
「悠人も2時間目入ってないだろ?カフェスペースにでも行く?それとも早めにメシにする?」
分厚いテキストを無造作にバッグに詰めながら、環は欠伸をして問いかけてきた。赤い頭にピアス。ガチャガチャしたド派手なプリントパーカー。そうだ、コイツも奇抜なヤツだった。
ジッと向ける怪訝な視線に、環は「なんだよ?」と苦笑いした。
「別に?そうだな、とりあえずカフェスペースで…」
2階の講義室を出てすぐの廊下の窓の外、広場のベンチに座る一目でわかる白金色の頭頂部に驚き、思わず窓枠に齧りつく。
「どうした?」と同じく窓の側にやってきた環の前に慌てて立ち塞がって、「なんでもない。」と首を横に振った。
身構えていたのにいなくて拍子抜けはしたけど、そんなもんだろう。言いつつ昨日からずっと頭のどこかにユキがいるのは、奇抜な見た目と奇行のせいだろうと納得して片付けた。
「悠人も2時間目入ってないだろ?カフェスペースにでも行く?それとも早めにメシにする?」
分厚いテキストを無造作にバッグに詰めながら、環は欠伸をして問いかけてきた。赤い頭にピアス。ガチャガチャしたド派手なプリントパーカー。そうだ、コイツも奇抜なヤツだった。
ジッと向ける怪訝な視線に、環は「なんだよ?」と苦笑いした。
「別に?そうだな、とりあえずカフェスペースで…」
2階の講義室を出てすぐの廊下の窓の外、広場のベンチに座る一目でわかる白金色の頭頂部に驚き、思わず窓枠に齧りつく。
「どうした?」と同じく窓の側にやってきた環の前に慌てて立ち塞がって、「なんでもない。」と首を横に振った。



