人気アイドルは姫を独り占めしたい

ビルに入り、目的の部屋に向かう。

うわぁ.....ドキドキしてきたよ......

そう思いながら前へと進む。

目的の部屋を見つけ、3回 コンコンコンッとドアを叩く。

「失礼しま、」

私は言いかけて口をつぐんだ。

いや、つぐんだと言うより、声が出なかった。

なぜならそこにいたのは.......

私の学校海が丘学園の生徒の中の最高権力者。

すなわち生徒会長。

そして整った顔の学園の王子様的存在の人。

「っえぇぇ!?会長!?ど、どうしてっ.....!」

ここにいるのは海さんのはず。

なんでここに会長がいるの.....!

そして表情がいつもと違い、とてつもなくクールで冷ややかだ。

別人レベルで.....

「いや、それは俺のセリフ。お前こそどうしてここにいる」

どうしようっ.....!

仕事のこと、言って良いのかな......

「...っ会長、今から言うことは他言無用でお願いします」

「あぁ」

会長が了承したのを確認し、ウィッグを外した。

静かに息を吸い一言めを発す。

「私は「ヒカリ」という名前でソロアイドルとして活動しています。今日は仕事できました」

私がアイドルスマイルでそう言うと会長は大きく目を見開いた。

「お前、そんな顔できたんだな」

会長の言葉にとことん納得する。

私って学校では清楚キャラで通してるから大きく口を開けて笑うことないもんね.......

「で、会長はどうなんですか」

私がそう言うと、会長は少し悩み頭を掴んだ。

会長の黒髪がズルっと滑り落ち、見えたのは透き通った青のグラデーションの髪。

これが会長の本当の髪なんだ......

「俺はSUPERNOVAの海だ。俺も仕事」

話していくうちに薄々そうなのかなぁって