私の知っているクリフトン様は人の心に敏感だ。
私がフェリクスの好意を利用している事にも直ぐに気付き批判してきた。
「まだ、生きていると言えば、エマヌエル皇帝陛下もだ」
「エマヌエル皇帝陛下のお体はお悪いの?」
キルステンが当たり前のように話してきたことは驚くべき事だった。
エマヌエル皇帝陛下は毒を盛られ苦しんでいた。
アルマに駆け落ちしたような妻より父親を助けて欲しいと言わないのかと尋ねられたらしい。
キルステンは、迷いなく私を選んだ。
元々、エマヌエル皇帝とキルステンの間には親子の情がない。
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