妻、猫になり逃走中! 至急確保し溺愛せよ!

「いいえ。キルステン、考えよう。アルマが何を考えていたのか。もしかしたら、まだ生きてるかもしれないわよ」
私の言葉にキルステンが目を丸くする。
確かにアルマはクリフトン様に私たちの目の前で消し炭にされた。

でも、もしクリフトン様がアルマの血筋を疑っていたらどうだろう。
魔女である孤独感に共感していたとしたら⋯⋯。
幻覚魔法を使って、どこかにアルマを転送していたとしたら⋯⋯。
クリフトン様の魔力がどれ程のものでどれくらいの事ができるのかは分からない。

回復魔法は苦手だと言いながら、フェリクスを治療するのは早かった。
本当は莫大な魔力を持っていて、恐れられないように隠しているのかもしれない。