妻、猫になり逃走中! 至急確保し溺愛せよ!

小瓶が口元に近づけられて、私は慌てて椅子の蓋を持ち上げ中に逃げ込もうとした。
先程、私が着る為に用意されたドレスが見えたから、せめてその中に潜り込みたい。

「待ってくれ、もう逃げないでくれ。ビルゲッタ」
背中から聞こえるキルステンの声は震えていた。