妻、猫になり逃走中! 至急確保し溺愛せよ!

騎士たちがアルマを連れ出そうとすると、息絶えたはずの彼女の目がギョロリと動いた。

「にゃー!(気をつけて!)」

「大丈夫よ。私がこの場で燃やすわ」
開け放った扉から現れたクリフトン様がビルゲッタの姿をしたアルマに手をかざすと炎が上がった。
アルマが消し炭になると同時に火が消えてホッとする。
(これが魔法の炎、自由自在ね)

「ああスッキリした。いっぺん、この女を燃やしてやりたかったのよ」
明らかに猫の私を見ながら呟いたクリフトン様には相変わらず嫌われてそうだ。

「クリフトン・アルベール。協力を感謝する」
キルステンの言葉にクリフトン様が優しく微笑み会釈した。