「嘘でしょ!? 呪いは解けないと言われたからといって、一生昼間は猫生活を受け入れるの? それより、平民学校設立の相談って貴方は根っからの皇太子妃ね! この国の問題点を見つけました。私が改善しますって事?」
心底驚きながら告げられたクリフトンの言葉に私は困惑した。元々、このアルベール王国の平民の識字率を問題視していたが、夜間学校を建てたいのは息子フランシスの為。極めて個人的な理由。そして、今の私は平民でだ。学校を創立するほどの資金力がない。だから、投資して欲しくてクリフトン様にこの話を持ちかけている。
「フランシス、この子の未来をより良きものにしたいだけです」
心底驚きながら告げられたクリフトンの言葉に私は困惑した。元々、このアルベール王国の平民の識字率を問題視していたが、夜間学校を建てたいのは息子フランシスの為。極めて個人的な理由。そして、今の私は平民でだ。学校を創立するほどの資金力がない。だから、投資して欲しくてクリフトン様にこの話を持ちかけている。
「フランシス、この子の未来をより良きものにしたいだけです」



