緑のアーチを潜り終わると、手入れされた美しい真っ赤な薔薇が咲き誇る薔薇園に出た。その奥には少女趣味の可愛らしいクリーム色をした宮殿が見える。
「素敵な場所ですね。私、こういう静かで自然に溢れた所が大好きです」
「私のこと、実は大人しい王女なんじゃないかと思っているんでしょ。全く貴方は表面的にしか人を見ないのね。夫の愛にも気が付かず逃亡するだけあるわ?」
私はクリフトン様の言葉に驚いて、またフェリクスの顔を見る。
フェリクスも動揺しているのか、首がもげそうなくらい首を振っていた。
ローズパレスの中にある家具は、布製の椅子にはボタニカルな刺繍がしてあるものが多く少女っぽい内装だった。
「素敵な場所ですね。私、こういう静かで自然に溢れた所が大好きです」
「私のこと、実は大人しい王女なんじゃないかと思っているんでしょ。全く貴方は表面的にしか人を見ないのね。夫の愛にも気が付かず逃亡するだけあるわ?」
私はクリフトン様の言葉に驚いて、またフェリクスの顔を見る。
フェリクスも動揺しているのか、首がもげそうなくらい首を振っていた。
ローズパレスの中にある家具は、布製の椅子にはボタニカルな刺繍がしてあるものが多く少女っぽい内装だった。



