代理お見合いに出席したら、運命の恋が始まりました~社長令息は初心な彼女を溺愛したい~

 さすがに、どきんっと一番大きく心臓が跳ねた。

 告白を受けるなんて初めてだ。

 しかもこれほど特別なシチュエーションで、なんて、余計に意識してしまう。

 体も一気に熱くなってきた。

 だが鼓動も、胸の熱も、両方快い部類の感覚だった。

「……私で、いいんですか?」

 断る理由なんて、まったくない。

 七海は半ば受け入れる言葉を口に出した。

 それを玖苑は、力強く肯定する。

「もちろん。あなたしかいません」

 きっぱりと言い切られれば、七海も心を決めた。

 ごく、と喉を鳴らしてしまいそうになるのを堪えて、真っ直ぐに玖苑を見つめ返す。

「ありがとうございます。私で良ければ……喜んで」

 それでも声は震えてしまった。

 告白に返事をするのだって初めてなのだから、仕方がないけれど。

 堂々と言ってくれた玖苑に比べると、ちょっと情けない、と気が引けた。