winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

今日はクリスマス…



私の勤める青蘭壮もクリスマス会を迎えようとしていた…



今日は夜勤じゃなくて日勤にしてもらったから、帰ったら拓と初めてのクリスマスを一緒に過ごせる



私は拓と過ごせるクリスマスが楽しみでしょうがなかった…



明日は休みだから、家の両親に挨拶に行く日を、明日に控えていた…



もし認めてもらえたら、2人で婚姻届を出しに行こうね



2人で笑って約束をしていた…



「拓、行ってくるね」



「愛奈行ってらっしゃい」



私は笑顔で拓に手を振る



その時…



ほんの少しお腹に痛みが走った…



ん?ちょっとお腹が痛い?



でも、お腹の痛みはすぐに治った



今日はクリスマス会もあるし、早く仕事に行かなくちゃ



私は少しだけ感じたお腹の痛みは気になったけど、あまり気にせず、職場へと足を早めた…