winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

「愛奈、愛奈起きて」



隣で寝ている拓に起こされても、私は中々起きられない



「愛奈具合悪い?熱があるんじゃないの?」   



拓が私のおでこを触って熱がないか心配している



「うーん…最近眠くてだるくて…?多分熱はないと思うんだけど?」



寒くなったし、風邪かな?



「今日休んで病院行ってみたら?」



僕も付いていくよ?



拓が心配している



「とりあえずひたすら眠くてだるいだけだから大丈夫」



体調悪くなったら早退して病院行ってみるね



本当に大丈夫?



拓が心配そうにこっちを見ている


  
私は大丈夫だから心配しないで



そう言って私は重い身体を起こして仕事に行く準備をした…