次の日の朝の会が始まる前。
「日夏、ちょっと良いか?」
二見先生に呼び出され、私が二見先生に好きになった場所…、日本語教室に向かった。
日本語教室はいつも誰もいない。
何個かの机と椅子があるだけ。
言語学習として、時々外国の子が来るくらい。
1月の寒い風が、窓から吹く。
外は、私のどんよりとした心とは裏腹に、からっと晴れている。
「日夏…、いじめられてるって本当か?」
唐突な二見先生の言葉に、一瞬時が止まった。
いつかは、気づかれると思っていたけれど…。
「え…、……は……な…から…?…あ……。」
「心の相談で聞いたんだよ。誰からいじめられてる?」
