でも、「楽しいは自分でつくれ!」の話などを聞くうちに「いい先生なのかも」と思う自分が現れてきた。
そんな4月のある日。
仮の班で仲良くなるためのすごろくをやった。
それで出たところは「先生とジャンケンして勝つまで帰れない!」であった。
仮の班の、小野藤也(おのとうや)さんや、小学校の時習い事が一緒であった亜ヶ丘勇気(あざおかゆうき)さんが「石田いけいけー!」
なんて声援を浴びせてきた。
「二見先生、ジャンケンお願いします。」
私がそう言うと、
「おぉー!日夏か!いいぞぉ!」
なんて満面の笑みで言うものだから、私までついつい笑えてきてしまいそうになった。
でも、「そう簡単に心を許してはいけない」という謎の意地を張ってしまい、またキリリとした顔に戻す。
「「最初はグージャンケンポン!」」
私はグー、二見先生はパー。
「「あいこでしょ!」」
私はチョキ、二見先生はグー。
「あれれー??」
「たまたまです笑!」
と言ったものの、なかなか勝てない。
