それで、泣いている私を見た花凪が、お母さんと花凪の担任の高岸光李(たかぎしひかり)先生…というのも、結婚したから畑野(はたの)先生に言いつけた。
勿論、私の泣いてる本当の理由なんてわかるわけなんてないから、そのいじめのことを言いつけた。
花凪の担任との心のアンケートの時に。
心のアンケートというのは、毎学期の始まりくらいにアンケートを取って、取った後に担任と5分程度話す。
私と二見先生との相談の時に、言わないようにしてなんとか取り繕ったのに。
その花凪が言った当日は、まだ二見先生は知らなかった。
二見先生はその日の帰りの時、私を廊下に呼び出した。
あれから、いじめられるようになってから余計話す機会がなくなった。から、びっくりした。
「はい、これ。これ苗字石田じゃないくて花村(はなむら)だから…。」
それは生活保護関連の封筒であった。
うちは、必要最低限の生活はできているものの、片親で職は図書整理員と稼げない仕事だから、貰っている。
なんだか、いろいろとがっかりした。
受け取って、教室に戻ると、二見先生はすぐに同じような封筒を美来さんに渡していた。
多分、美来さんも生活保護を受けているのだろう。
あんなに細いんだし。
