君は、狂愛の檻の中 ~偽りの君に恋をした~

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それからは、二人で色々なことを話した。

お互いの現状、
離れていた間のこと、

───"昔"の、思い出話。



溜め込んでいたものをすべて吐き出して。

どこかスッキリしても、心の奥底はまだ曇ったままで───。

ぽつり、と。


『離れたくない』

無意識に溢れた私のわがままに、由良は困ったように眉を下げて───


『もう少し、一緒にいよっか』


優しく、微笑んでくれた。









起きてから寝るまで、常にくっついて。

一緒にご飯を食べているときも。
同じベッドに入って、一緒に眠りにつくときも。


"もう少し"

なんて言葉じゃ表せないくらい、お互いの隣を離れなかった私たちは、気がつかなかった。




───お互いの荷物の中で震える携帯に。











その存在に気がついたのは、二日も経ってからだった。


メッセージ 50件
着信 17件



「えっ……」


その通知の多さに、思わず小さく声が漏れる。


ヤバい、
───完全に、忘れてた。




恐る恐る画面を開けば、案の定。


【蓮:お前今どこにいんだよ】

【蓮:あの男と一緒にいんのか】

【蓮:無事なんだろうな】

【蓮:おい】

【蓮:返事しろ】

【蓮:携帯見ろ】

【蓮:……無事ならそれでいいから連絡しろ】


───しかも。
ほとんどの連絡が蓮さんからなのに加え、


【大晴:大丈夫?蓮がずっと探してる】

【大晴:無事なら一言だけでも返事して】

【陽人:おーい、生きてるか?】

【裕太:イケメンにお持ち帰りされったって聞いたけど、マジ?】

【李兎:蓮に暴れられたら困るので、早く帰ってきてください】


途中に、チラホラと大晴たちからもメッセージが届いていて。


どれも私を心配するような文面に、画面をスクロールするたびに思わず胸がじわりと痛む。

───悪いこと、しちゃったな。



あの時は由良のことで頭がいっぱいだったとはいえ、流石にいきなり目の前で知らない男に連れ去られて。

さらに音信不通とは心配して当然、だよね。