闇色の姫

理事長室のドアを開ける。


『あっ、紘…!』


めずらしくそこには由衣だけしかいなかった。


「凪たちは?」


『情報収集、かな』


「そ、」


由衣と二人きり、久しぶり…


我慢できずに、由衣と唇を重ねる。


『ん…』


すぐにキスはとまらなくなって、深い深いキスをくりかえす。


『は、…んぅ』


息を吸おうと口をひらいた由衣の隙をみて、舌を入れる。


そして、


由衣の舌をからめとるように動かして…

















部屋の中に、俺と由衣の唾液が混ざる音が響く。


ガチャ


『はあ…やっと休憩できる…って、お前ら!!』


今いいとこなのに。


タイミングわる…


「なに?」


『ここでなにしてんだよ!!』


「なにってイチャイチャだけど?」


『堂々とそんなことを口にするな!!あと、イチャイチャするなら別のところでしろ!!ったく…』


そんなことを怒鳴っている光輝を無視して由衣をソファに押し倒す。


『んっ』


『お前ら、いい加減にしろ!!!!』


やば、


光輝がキレた…


でも、


由衣がこんなエロい顔してたら


我慢なんてできないよ?


煽った由衣が悪いんだからね。


『んっ…は、んっ…』


するっと由衣の服の中に手をすべりこませる。







ヒュッ