闇色の姫

次第に眠気に襲われてウトウトしていた時…


『『『『『キャー』』』』』


女子の甲高い声が眠りをさまたげた。


なに…?


『花梨、壱井くんと同じ班じゃん…!』


『ほんと!?』


『てかそこの班、西山くんもいるじゃん!』


『えぇ!』


『いいなぁ〜』


『変わってよ〜』


はあ…


くだらな…


そんなことでさわぐなよ…


『残りの1人は誰?』


『えっと…』


『あっ、高橋さんじゃない?』


『『え…』』


『え、高橋ってあの地味子?』


『え〜1人だけ不釣り合いすぎ〜』


『身の程わきまえてほしいわ…』


『こうなったら、無理やり交換させる?』


『ほら、優香とかどう?』


『え〜?高橋さんに悪いよ〜』


『ほんとは乗り気なくせに〜』


『え〜?』


『『『『『キャハハ』』』』』