闇色の姫

次の日…


今日からは修学旅行の準備があるため紘を除いた四人で教室に向かう。


そういえば、教室にいくのは久しぶり。


最近は理事長室とかでサボってたからね…


廊下を歩いていると主に女子から歓声が上がった。


たぶんそれは凪たちに向けられたものだと思う。


みんなイケメンだからね〜


私は全然かわいくないから、


みんながうらやましいよ…


そんなことを考えながらゆっくりと足をすすめる。
















教室に着くとクラス中がざわめいた。


『え!?こんなイケメンたち、うちのクラスにいた!?』


『もしかしてうわさの転校生じゃないの?』


『なんで今さら?』


なんてみんなしゃべってることはバラバラだけど…


一方凪たちはというと…


凪はお得意のかわいいスマイルだけど、


朔と由良はいつもよりもさらに無表情。


二人はあんまり女子が好きじゃないから…