『二人とも大変~!』


入ってきたのは、


凪たち。


『…なに?』


紘が、ギロリと扉の方を睨む。


いちゃいちゃを中断された紘は不機嫌そうだけど、


今はそんなことを気にしているヒマはない。


「なにかあったの…?」


『ちょっとこれ見て!!』


『「え…」』













5人そろってあわてて空き教室を出る。


そして全速力で理事長室に向かった。


『『『『「光輝!!」』』』』


『なんだ…?っておまっ///』


「え…?」


『おまえ、その恰好…』


「きゃっ///」


やば、


ブラウスのボタンしめてなかった…


光輝だけならまだしも…


ちらっと後ろをふりむくと、そこにはやっぱり顔を赤くした月華のみんなが…


とたん、閻魔大王が君臨した。


そして、


『『『『うっ』』』』


次の瞬間月華のみんながガクッと崩れ落ちた。


犯人は凪たち3人。


『由衣のことはもちろん、これから話すことも聞かれちゃ困るからね〜』


今だけこのかわいい笑顔が逆に怖い…


でも感謝。


これから話すことを聞かれちゃいけないってことは事実だから…