また、リムジンに乗って移動する。


向かった先は学校。


え?


由衣たちが用があるのって学校だったの…?


そのまま俺たちは理事長室に向かう。


理事長室の前までくると、深呼吸をした由衣がドアをゆっくりとあけた。


すると…


『お前ら!!』


理事長の怒鳴り声があたり一面に反響した。


『っ!』


『だいじょうぶだから』


ビクッと反応した由衣を紘が抱きしめる。


ん?


抱きしめた…?


抱きしめた!?