君は、狂愛の檻の中 ~偽りの君に恋をした~



「それを、ちょっと面倒くさい奴に見られちゃってね。……そこまではまあよかったんだけど、さっきの抗争で………」


「お前、蓮と桃華を庇ったじゃん?」



赤髪の陽人さんが、ガシガシと自分の頭を掻きながら言葉を継ぐ。





「それで、完全に勘違いされたってワケ」

「えっ………」




嫌な予感が背筋を駆け抜ける。


……勘違い? 誰に?





「だから、このままだと、貴方が"月華"だと勘違いされて見境なしに襲われることになってしまいます。」

「…………」


メガネの李兎さんが、淡々と、けれど残酷な事実を突きつけてきた。


嘘だと思いたいけれど……レンズの奥の瞳は、冗談を言っているようには見えない。






「聞くところによると、君、あんまケンカが得意じゃないんでしょー?」


金髪の裕太さんが、ベッドの端に腰掛けて私の顔を覗き込む。




「だから、俺たちで守ってあげましょーってコト」


「…………」