君は、狂愛の檻の中


***


「………あ、やっと来た~」


「おせーよ」


「……って、毒はきながらも、口元がニヤけてますけどね。やれやれ、ツンデレはこれだからほっとけません………」


「っ……うっせ」


「………蓮さん」


「あ?……なんだ?」


「僕、蓮さんに言われたとおりにちゃんと来ましたよ……?」


「は?……あー、ああ」


しばらくしてなにかにピンときたらしい”レンさん”は、気まずそうに視線を逸らしながら、口元を隠すように右手を添えた。


「もしかして………感動してます?」


こてん、と首をかしげながらあざとく瞳をのぞき込む。


「は?んなわけ………」


「「「照れてる(ます)ね」」」


「ばっ………!!!!」


「由良、聞いてよー。最近のコイツね、由良の話しかしないんだよー」


「へっ?」


「ち、違っ………」


カッと”レンさん”の顔が朱に染まる。


「口を開けば由良由良由良~ってな」


「昨日だって………」


「まっ、待てっ………///」








「…………でもさ、それってまるで……”恋する乙女”じゃない?」


「「「「はっ?」」」」


「おいコラ、旭、てめー何言って……」


「だって、蓮ってばヒマさえあれば由良のこと考えてんでしょ?…………それってさぁ、もう恋じゃないの?」


「「「「…………」」」」


「─────」