闇色の姫

『ねー凪、その写真俺に送ってよ。スマホのロック画面にする』


『じゃあ僕も!』


『俺も』


『俺もそうしようかな』


『どうせならみんなでペア画にしない?』


『それいいじゃん』


『うん』


『じゃあ決まり!あとで変えといてね~』


「み、みんな…」


やめて…


そんなの見るたびにはずかしくなっちゃうよぉ…///


『由衣もそうしたら?』


「むりっ…!」


『え~』


『なんで?』


「なんでって…そんなの、」


『そんなの?』


「そんなの…、恥ずかしいから…」


『別にいいじゃん』


「見るたびに思い出しちゃうよぉ…」


『ふ~ん?』


「な、なんでにやにやしてるの…?」


『別にー?』


「…」


『怒ってる顔もかわいー』


そう言って私の頬をつんつんと指でつつく紘。


「からかわないでっ」


『ごめんごめん。_これでゆるして?』


チュッ


「!」